ケニアと日本をつなぐサイザル物語

~ある女性企業家の視点~

初めてのゲストスピーカー!雨降る朝、慶応大学にて

さて、ケニアに来るちょうど2週間前の土曜日のお話。

実は、ゲストスピーカーとして慶応大学に伺いました!

 

福沢諭吉先生が見守る中、

壇上で大勢の学生たちにケニアのものづくりについて熱く語る私・・・

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というのは、ウソですが。笑

わたしの大学の大先輩が現在教えていらっしゃる授業にお邪魔し、

アンバーアワーの取り組みについてプレゼンテーションを行った後

学生さん達と「フェアトレード」や「マーケティング」について話し合いました。

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毎度のことながら、ケニアやアンバーアワーの話を長~く話してしまい

すっかりタイムオーバーしてしまったひかるさん・・・

それでも、学生の皆さんはとても熱心に聞いてくださいました。

 

プレゼンテーションを終えた後のディスカッションの時間では

様々な質問が上がりました。

特に印象に残った質問を2つ、私の回答と共にご紹介します。


Q. 最近、途上国でものづくりをしているブランドは増えてきましたが、その中でどう競争していこうと考えていますか?

A. そもそも、途上国でものづくりをしているブランドが増えていることをご存知であることをとても嬉しく思います。確かに、数も増え露出度も上がっているとは思いますが、いわゆるソーシャルビジネスの認知度はまだまだ低いので、その中で競っていても同じ方々にしか訴えられなくなってしまうと考えています。

ソーシャルビジネスの中で競争する、というより、より広い視野を持つこと。例えば、私たちの場合はバッグが多いのでバッグ屋の中で競う、という意識を持つことで今まで国際開発やこうしたビジネスに興味のなかった方々とも接する機会が増えると考えています。

 

フェアトレードのベースにある「適正価格」の設定方法に疑問があります。アンバーアワーでは適正価格をどういう風に決めているのですか?

確かに、一言で適正価格と言っても、定義を決めるのは難しいですよね。私たちの場合はなるべく現地の情報をたくさん集めるようにしたり、作成の時間なども判断材料の一つにしています。ただし、最終的には販売価格も考慮しなければいけません。

 

事前に弊社ホームページも熱心に読んでくれたことが伝わる質問もあって、

学生さん達の熱意と鋭さ、頭の回転の速さに嬉しくなりました。

同時に、まだ4年目の私がこんな風に語っていることも少し気恥ずかしかったですが

一度話し出したら伝えたいことが次から次と出てきて、

起業してからの時間の濃度の高さを改めて感じさせられました。

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また、せっかくの機会なので、彼らの世代の感覚も色々聞いてみました!

 

例えば、「もしフェアトレードの商品を彼氏からプレゼントされたら?」と

女性たちに聞いてみたところ、彼女たち曰く

フェアトレード感をあまり出さなければいい」のだそう。

商品のストーリーだけでもらうと、何だか彼の自慢話に聞こえてしまうのだとか。

どちらかというと、「似合うと思ったから。因みにケニアで作られて・・・」

という順番が嬉しいみたいですよ(←男性の皆さま、メモしてください!)

 

また、男性の一人はアンバーアワーの新しいMade In Japanシリーズのバッグが好みで

理由を聞くと、「アフリカ感の強いものは、傍から見ておしゃれでも、自分が持つのに

勇気がいる。日本産でケニアのものが取り入れられている、というのは人とは違うけど

でも日本でもより気軽に使える」とのご意見が。

 

乙女心、男心、どちらも複雑!

でも、どちらも素直ですよね。

 

楽しい話をしている内にあっという間に終わってしまった慶応授業。

私は学生の皆さんからたくさんエネルギーを頂きましたが、

私は果たして彼らに何か伝えることができたのだろうか・・・

 

彼らに熱く語ってしまったことが嘘にならないように、今日も頑張ります。